言い返されると何も言えなくなる人は、相手を受け止めることを覚えよう

自分の意見や主張を伝えた後に、高圧的に言い返された経験があることで、自分の本音を言わなくなった人が数多くいます。この記事では、言い返されたときに最初にどうするのが一番いいかをお伝えします。

目次

私の実体験「静かなカフェで大きい声で話をする人に・・・」

ある日、私が中庭のきれいなカフェで静かに読書をしていた時のことです。
2人組の女性が静かなカフェに入り、座るとすぐに、大きな声でおしゃべりを始めました。
私以外の周りのお客さんも、視線を彼女たちに向け、静かにしてくれないかと思っているようでした。

私は迷わず、彼女たちのところに行って、

私:「静かに本を読みたいので、もう少し声の大きさを落として頂けますか?」

と、伝えました。すると、相手からは、

相手:「私はお客です。そんなこと、言われる筋合いありません。」

私:「確かに、お互いにお客ですよね。筋合いはないかもしれません。私は、協力して頂けると嬉しいと思っているだけです。お話し中にお時間をお取りしました。」

その後、彼女たちはとても静かになりました。
周りのお客様も静かに読書の続きをはじめました。

この場面の重要な点は、

受け止め

です。

「確かに、お互いにお客ですよね。筋合いはないかもしれません。」

このセリフです。

オウム返しのように、相手のセリフを繰り返したこの言葉。

これには、とても大きな効果があります。

受け止めの2つの効果

 ①否定も肯定もせずに、相手の話を聞いたということが相手に伝わる
②話を聞いてもらえると、人は相手の話を聞けるようになる

もし、私が相手のことを受け止めずに、

「静かにしてください。」

の一点張りだったとすると、

相手も自分の意見をずっと言い続けます。そして、話し合いは平行線になり、どちらかが折れるまで続くことになります。

そうならないようにするためには、
まずは、落ち着いて、相手の発した言葉をそのまま返すように応対します。

この受け止めの効果は絶大です。

それはなぜか?
大事なことなので、もう一度お伝えします。

2つの理由があります。

 ①相手が自分の話を聞いてもらえたと思える
 ②相手の言葉を肯定も否定もしていない

受け止められると、相手は一瞬ホットします。

そして受け止めたあなたには、精神的なゆとりが一瞬にしてうまれます。

そのゆとりで、あなたは自分の本音を自然に伝えることができます。

自然にがとても大事なポイントです。

相手に圧をかけるでもなく、強い語気で言うのでもない。

ただ、あなたの本音が空気に乗って、相手に伝わる。そして、伝わりやすくなる。

「受け止め」が必要な人はこんな人

高圧的な上司に困っていたり、厳しい先輩に何かを言われると何も言えなくなる人は、一度試してみてください。
受け止めの効果は本当に絶大です。

アサーティブって何?

アサーティブコミュニケーションは、自分の本音を自然に伝えるマインドと方法です。
自己表現ができると、人間関係が楽になり、自分が望む物だけが自分の周りに残ります。

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